以前から考えていたことをツイートしてみた。
基本は消化器内科らしい
前のかかりつけ医は消化器のドクターだったけど、そこで有効な治療ができず、今は精神科・心療内科で診てもらっている。
ただ、ディスペプシアに関しては消化器内科で診てもらうものだそう。
簡単に言うと、内科は「薬で治療」、外科は「手術をする」ところです。
消化器内科|京都市伏見区のやまうちクリニック
つまり手術を必要としない病気は「内科」になります。
消化器内科は、内視鏡を使ってポリープなどの切除は行いますが、基本的に検査をし、お薬によって治療をします。
診療科を転々としてきた
自分は不登校になってから体調が悪くなったけど、初めは小児科、次は公立病院の内科、そして前任の消化器内科、そして今の精神科・心療内科へと変わっている。
特に疑いが残るのが消化器内科で、なぜ前任のドクターはディスペプシアを治療できなかったのか。
ディスペプシアに疎い消化器のドクター
いま診てもらっているメンタルクリニックの初診では、処方されていた薬を見て、「ガスターを飲んでいると消化が悪くなるのにね…」と言われた。
それは消化液が減るわけであって、ディスペプシアならかえって消化が悪くなるよう。
前任の主治医はそれが解らなかったわけで、何故その知識がなかったのかと思った。
https://twitter.com/hayate_feedback/status/1701482996615016695?t=NQKFhIYxLkP91ZuYWymtSQ&s=19
ふと見たこの動画のドクターによれば、大学病院のドクターはそう胃酸を減らす処方をしたりするそう。
冒頭からその話がある。
「胃の動きを考えないドクターは、大概胃酸を抑える薬を出す」とある。
「大病院ほど胃の動きを考えない」という発言もあって、前任の主治医もそんなパターンだったと思う。
そのドクターは途中で六君子湯を出してくれたけど、ガスターをやめることはなかった。それに潰瘍ができていないことを訝しがっていた感じもした。
大学病院的な知識の偏重?
消化器内科医であれ、ディスペプシアのような機能的疾患に理解のないドクターもいるよう。
ディスペプシアの病態には「内臓知覚過敏」があるし、胃酸は過度に出すぎているこのはないはず。
もし過剰に分泌されているとしたら、胃の粘膜が壊れて胃潰瘍になってしまう。
大病院には激しい病気の患者が多いのか、慢性疾患の治療に疎いのかもしれない。
ディスペプシアのマニュアルを読んだことがないのか、知識がアップデートされていないのか…。
心身症の病気だと思うけど…
上述のツイートのように、心身症科は「精神が原因で体に症状が出る病気」で間違いないはず。
心身医学(しんしんいがく、英語: psychosomatic medicine)または心療内科学は、患者の身体面だけではなく心理・社会面を含めて、人間を統合的に診ていこうとする全人的医療を目指す医学の一分野である。心身医学を実践している診療科が心療内科(しんりょうないか)である。
心身医学 – Wikipedia
ディスペプシアも心身症だそう。
余談ですが、心理社会的因子が密接に関与して器質的・機能的障害が認められる病態のことを”心身症”と呼んでいます。心身症として取り扱われるべき病態は多数知られていますが、FDは心身症と呼ばれる代表的な疾患の一つです。
機能性ディスペプシアについて | ミチワクリニック|東京都 中央区八丁堀から徒歩3分の心療内科
ディスペプシアを心身症科で診てもらうのもありだろうけど、必ずしも完治につながるわけではないか。
自分はもうディスペプシア十年選手だし、自律神経失調症とも言われているけれど、その方面から服薬しても変わらない。
ただ、自分でも治療が難しいだろうとは思う。摂食障害の部分もあるし、ここまで苦労したのも仕方ない。身体が落ち着くのはまだ遠いな。
— hayate_ (@hayate_feedback) September 12, 2023
もっとこういう話を主治医と共有しないといけない。でも、ドクターとして言いにくいだろうし、患者としても気まずい話ではある。
胃のプロに診てもらう必要はある?
胃のプロであってもディスペプシアに詳しくなかったりしたし、心身症科のドクターでもディスペプシアに詳しくないことがありそう。
医療やドクターに完璧がないのは分かるけど、診察のスタンスがそれぞれ違ったり、知識不足なこともあると思う。そこを患者側も折り合いつけないとね…。そういう経験とノウハウを持っている人がいたら記事を課金してでも買いたい。
— hayate_ (@hayate_feedback) September 12, 2023
今のドクターもそんな気がしていて、アコファイドを少し飲んだのは自分が提案したから。
ただ、自分は摂食障害もあり、それに関しても精神科・心身症科の病気だから、罹る先としてはおかしくはないところ。
今の主治医は心身症科の人でもあるけど、あまり内科的治療が得意ではないのか、睡眠の方のプロなのかもしれない。
— hayate_ (@hayate_feedback) September 12, 2023
だとしたら精神科寄りだし、ドクターが変われば治療も変わらないか?もっと良いディスペプシアの治療があるか、内科的処置もしてくれるんじゃないか。そういう話をしないといけない。
ドクターの対応・知識による
それでいて根本はどうしてもディスペプシアだから、その薬を飲むのが第一の治療になる。それには消化器のドクターがいいか。
ただ、症状の原因は精神的なものが関わっているし、場合によっては心身症科がいいかもしれない。
それでいて今度はメンタルクリニックのドクターがディスペプシアに疎い可能性もあり、消化器内科がいい可能性もある。
消化器内科のドクターがいい知見を持っていそうだし、摂食障害の治療を置いておけば、消化器の良いドクターに罹るのも今後の選択肢か。
ディスペプシアは適切な医療を受けにくい?
『脳腸相関 各種メディエーター,腸内フローラから食品の機能性まで』の序には、「ディスペプシア患者は適切な医療を受けられていない現状もある」とある。
第三には、脳腸相関の異常と考 えられる機能性消化管疾患の増加がある. 機能性消化管疾患患者の生活の質 (QOL) はきわめて悪く、 適切な医療を受けられていない現状もある。 医師だけ でなくコメディカルスタッフの協力が必要であり, この疾患の患者に対する対応 の重要性を理解していただきたい.
脳腸相関 各種メディエーター,腸内フローラから食品の機能性まで Piii
「生活に質は極めて悪く…」と言われると傷つくけど、実際にそうなんだし仕方ないか。それに医療者向けの本でもある。
このページは京都の病院の方が書かれていて、そこまで行かないと適切な医療は得られないのか。
そもそも「適切な医療」とは何かと思うけど、対処療法でも効くものはあったりするのか?
ディスペプシアの医療を整えてほしい
上述しているように、そもそもディスペプシアの正しい知識を持っている人が少ないかもしれないし、いまだ本質的なことは解ってないんだろう。
全国にディスペプシアの専門医は少ないだろうし、地味な病気だから関心が薄いんじゃないか。
脱水になれば近所で診てもらう
自分は摂食障害によって脱水になることがあるから、内科に罹るのも選択肢としてある。
でも、そうなると専門外になるだろうし、総合病院なら対応を困らせるかもしれない。
ただ、、摂食障害は点滴の対処療法くらいしかないだろうし、それは事情を話せば分かってくれるんじゃないか。
コロナ後遺症を診ておられる平畑ドクターも「重い食欲不振では点滴入院も考慮した方がいい」とおっしゃっていた。
カロリーが確保できない場合で、理解がある医療機関が近くにあれば、入院して点滴治療ということも考慮すべきと思います。(なかなかそういう医療機関がないですが…)
— 平畑光一(Koichi Hirahata) (@k_hirahata) September 4, 2023
胃の動きをよくする薬や胃酸を抑える薬も試してみる価値があります。(あまり効かないことも少なくないですが…)
自分も死にかける前にそうした方がいいと改めたところ。それについては以前に書いた。
家族や主治医の言うことを聞こう!絶望のすぐ近くには希望があるかも
ディスペプシアに関しては、最近になってためになる書籍が出ている。セルフケアもあるようだからこちらがおすすめ。
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